1.決算って何? 【決算とは事業活動の成績を表すためのものです】
法人又は個人の事業活動は半永久的に継続するものです
しかし、どこかで区切らなければ事業活動の状況を把握することが出来ません。そこで法人の場合は事業年度、個人の場合は暦年(1月から12月)で便宜的に事業活動を区切り、その期間の成績を示すために行なうものが決算なのです。
成績を表すための書類が決算書といわれるものです。決算書の代表的なものが貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)です
決算書は会計期間(事業年度や暦年)の財産の状態や損益を表すものです。子供たちがもらう通信簿だと思ってください
2.貸借対照表 貸借対照表の構成(概略)
借方 貸方
流動資産現金預金
受取手形
売掛金
有価証券
棚卸資産
短期貸付金等
固定資産(1)有形固定資産
建物・機械装置等
(2)無形固定資産
営業権・特許権等
(3)投資その他の資産
長期貸付金等
繰延資産創業費
開業費等 流動負債支払手形
買掛金
短期借入金
未払費用
未払金
預り金等
固定負債社債
長期借入金等
資本 (1)資本金
(2)法定準備金
資本準備金等
(3)剰余金
積立金
当期未処理分利益(損失)
↓
調達したお金をどのように
「運用」したかを表す ↓
お金をどうやって「調達」
したかを表す
貸借対照表がバランスシート(B/S)といわれるのは、借方と貸方が同額で一致しているためにそのように呼ばれるのです
3.損益計算書(P/L) 損益計算書の構成(概略)
営業損益計算区分 @売上高
A売上原価
売上総利益
B販売費及び一般管理費
営業利益(損失)
→利益の大元
→本業の損益
経常損益計算区分 C営業外収益
D営業外費用
経常利益(損失)
→財産運用を含めた損益
純損益計算区分 E特別利益
F特別損失
税引前当期利益(損失)
法人税等
当期純利益(純損失)
→最終の損益
未処理損益
計算区分 前期繰越利益(損失)
中間配当額
積立金等
当期未処理分利益(損失)
↓
どれだけ売上、どれだけ
費用を使い、どれだけの利益
(損失)が出たかが一目で分かる
4.簡単な事例による決算
@会社を資本金300万円で設立
A300万円で什器備品を購入
B商品を掛けで200万円仕入れた
C商品を300万円で販売し、200万円は現金で回収した
D給料を30万円、諸経費を20万円支払った
B/S P/L
現金預金150万円
売掛金100万円 買掛金200万円 売上高300万円
売上原価200万円
給料30万円
諸経費20万円
営業利益50万円
資本金300万円
当期利益50万円
什器備品300万円
合計550万円 合計550万円
5.決算書の提出先
法人又は個人事業者は、毎事業年度又は毎年1回決算を行い、その作成した決算書及び確定申告書を税務署に提出し、納税することにより事業活動が終了し、次の新しい事業活動に進むことになります
また、銀行から借入を行なうときもこの決算書と確定申告書が必要となります
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